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Dans le temps calme ... 日々…何気なく感じた事などを、マイペースに綴っています。

詩画集『さよならのあとで』 (ヘンリー・スコット・ホランド著 夏葉社)

  29, 2012 21:36
先日、話題にしました「被災地の本屋さん(ベストセラー20冊)」

「ベストセラー20冊」の中にある
詩画集『さよならのあとで』
大切な亡き人を想い…心温まる内容でしたから
ご紹介しますね

◎以前の記事をご参照☆
◆“本は生活の必需品だった…”被災地の本屋さん(ベストセラー20冊)2012.03.22 ◆

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『さよならのあとで』 ヘンリー・スコット・ホランド
(詩 ヘンリー・スコット・ホランド 絵 高橋和枝)
出版社 夏葉社 (2012.01)

吉祥寺にある「夏葉社」という、小さな出版社さんの新刊詩集☆
(島田潤一郎さんが御1人で、「夏葉社」を経営)

手触りの良い美しい表紙。眺めているだけで
とても穏やかな気持ちになれました

※“さよならのあとで” 続きへ興味のある方は…
【Read More…】(続きを読む)をクイックして下さいませ☆
本を開いてみますと、真っ白な頁へ…1編の詩と挿絵のみ
(42行の詩と、挿絵、あとがき…)
“いちばん 大きな かなしみに”(帯に綴られてる言葉)
島田さんは、数年前、会社の経営を始める直前
親友の従兄を、交通事故で亡くされました
その時から、この本を作り続けていたそうです
『さよならのあとで』を、出版するため
「夏葉社」を始められたとの事


ヘンリー・スコット・ホランドさんの詩が
頁を捲るたびに。ひとつひとつの言葉として…囁き
橋和枝さんが描かれる
可愛らしい挿絵から、優しく届けられた
かけがえのないメッセージが伝わってきます


“死はなんでもないものです。

 私はただ
 
 となりの部屋にそっと移っただけ。

 私は今でも私のまま

 あなたは今でもあなたのまま。
 
 私とあなたは
 
 かつて私たちが
 
 そうであった関係のままで
 
 これからもありつづけます。”

“私の名前がこれまでどおり
 
 ありふれた言葉として呼ばれますように。
 
 私の名前が

 なんの努力もいらずに自然に
 
 あなたの口の端にのぼりますように。
 
 私の名前が

 少しの暗いかげもなく
 
 話されますように。”


全文のご紹介は控えますが…
読みながら、涙が止まりませんでした

生きてゆく中で、大切なひと達と「出逢い」
いずれ、「永別」の日が…訪れてきます
近年は、哀しいことに「永別」の方が多いでしょうか…

大切な人(家族や愛する人々、動物達)と、永別した時
言葉ひとつひとつが、深い悲しみへ…そっと寄り添うように
静かな時間(とき)が、流れてきて…優しい挿絵が
心を癒し…悲しみを和らげてくれます…

機会がございましたら、拝読してみて下さいね

◎夏葉社HP
◎クマネコ日記
(イラストレーター 高橋和枝さんのブログ)

「大切なひと(イヌでもネコでもトリでもハムスターでも)と
死別したとき、この詩が
悲しむひとの心を少しでも支えられたら」
「ページをめくるリズム、呼吸 イラストを挟み込むタイミング
あとがきのことば ひとつひとつに
夏葉社さんの強い意思が表れています」



◎ホランド,ヘンリー・スコット(Holland,Henry Scott)さん
1847年イギリスのヘレフォードシャー生まれ
オックスフォード大学卒業。1910年から同大学の神学欽定講座教授を務めた
神学者。セント・ポール大聖堂カノン。1918年没

◎高橋和枝さん
1971年神奈川県生まれ
東京学芸大学教育学部美術科卒業。イラストレーター、絵本作家


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Comment 2

マリア  

No title

こんにちは(*^^*)。
Labrisaさん、とっても興味深い本ですネ!。
大切な人を失った時、失意と悲しみを和らげられてくれそう(ノ_・。)。
紹介してくれている詩を、読むだけでも何とも言えない、
暖かいものが、心の中に宿ったような気がしましたョ。

夏葉社の本は、マラマッドの短編集『レンブラントの帽子』を、昨年?読みました。装丁からスゴク象徴的で
静かで充たされる読後感が広がっていましたネ(≧∇≦)ъ。
『さよならのあとで』 そんな感じでしょうか?
こんど本屋さんで探してみますネ^^。

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Labrisa  

Re: No title

マリア さん おはようございます☆
コメントを下さり ありがとうございます♪

>紹介してくれている詩を、読むだけでも何とも言えない、
暖かいものが、心の中に宿ったような気がしましたョ。

この詩画集の魅力は、実際に本の表紙(美しい装丁)に触れ…
1頁へ1~2行綴られている。ヘンリーさんの1編の詩と
シンプルだけど優しい、橋さんのイラストや…空白の頁から
感じられる世界観が広がり、読者へ様々な想像力を膨らませます(^^)

誰にも訪れる。大切な人を失うという…辛くて苦しい経験
「永別」の悲しみを…深く癒し、大切な人々との「絆」を
静かに…伝えてくれる本ですよ★
マリア さんも、是非拝読してみて下さいね(^^♪

>夏葉社の本は、マラマッドの短編集『レンブラントの帽子』を
装丁からスゴク象徴的で静かで充たされる読後感が広がっていました

バーナード・マラマッドさんの作品は、子供の頃に観た映画『ナチュラル』の
原作本のイメージしかないのですが…m(__)m
『レンブラントの帽子』のご紹介をありがとうございます♪
短編集作品も…探してみますね(^_-)

※拍手コメントを頂いた方も、本当に有難うございました(^^)

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