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Dans le temps calme ... 日々…何気なく感じた事などを、マイペースに綴っています。

『おしまいのデート』瀬尾まいこ さん 著

  10, 2013 15:45
本棚を整理してましたら、購入後…読まないまま並べてあった
何冊かの書籍を発見

のんびりとご紹介しますね

『おしまいのデート』瀬尾まいこ さん 著(2011/1/26 )

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瀬尾さんが描く、温かな人々との繋がりを感じさせる
何気ない5つの “おしまいのデート”(短編集)

「親の離婚後、月に一回外で会うようになった孫と祖父」
「元不良の教え子と定年間近の老教師」
「ほとんど話したことがない 同じクラスの男子同士」
「捨て犬を見つけてしまった、OLと大学生」
「保育士と手のかかる園児、そしてその父親」
~あらすじ~

「おしまいのデート」

中学生の彗子は、月に1度。父方の祖父と…定期的に会う
両親が離婚し…母親に引き取られ、初めの頃は父親と“デート”だったが
その父親が再婚したため、代わりに…祖父が来るようになる

もうじき母親も再婚するため、今日で祖父へ会うのは“おしまいのデート”

いつもの場所で、最後のデートが繰り広げられる
二人の会話が…お互いを想いやる優しさが溢れていて
とてもユーモラスで、微笑ましいエピソード♪

「ランクアップ丼」

母子家庭で育った三好は、高校生時代…「悪さ」を繰り返し
隣のクラス担任。定年退職間際の“上じい”は
生徒指導として、三好を呼び出す

特に説教するするわけでもなく、「そば屋」へ…連れて行き
「玉子丼」をご馳走します。卒業後も淡々と、その関係が続いてゆく…

そして就職してからは、今度は三好が「玉子丼」ご馳走するようになる
クリスマスイブの日も、彼女とのデートより…
そば屋での「玉子丼」“デート”優先させる

上じいは、次で自分が奢った数と…一緒になるため
“おしまいのデート”を告げる

教師と生徒との不思議な空気感、良好な関係が続き
温かい素敵なエピソード☆

「ファーストラブ」

学年末テストを終えた。高校2年生の広田は…クラスメイトの宝田から
「今度の日曜日、暇?…」と聞かれ、駅前10時に待ち合わせし
一緒に出掛けようと…強引に誘われる

部活もグループも違う、今までほとんど話したこともない
突然の誘いに困惑するが…、「映画」をみたり
宝田が作ってくれた「お弁当」を、一緒に公園で食べたり…(笑)
その二人のやり取りが何処か、どこかぎこちなく
ユーモラスで微笑ましく感じられます

広田の誤解を解くため、学校での出来ごとへの…お礼として
お弁当を作ってきたのだと、宝田が告白
その後も、バッティングセンターや、スーパー銭湯へも行き
すっかり意気投合する二人

しかし翌日、宝田の転校を知らされ…
男同士の一日限りのデート。爽やかな青春の余韻が広がるエピソード♪

「ドックシェア」

バツイチの30代OL久永は、自由気ままな生活をしている
怖いもの知らずで、いつものように…夜の公園を通り
帰路へ向かっていると、腹を空かした「捨て犬」を見つける
自宅では飼えず、餌をあげたり…お世話を始める

ある日、老犬に近づくと…「中華料理」が置かれてあり
もう一人お世話をしている、誰かがいることに気付く

中華料理店のアルバイト、男子大学生の内村と分かり
二人で協力し、犬のお世話をシェアするように…

老犬を通して、交流する二人でしたが
やがて犬が…亡くなってしまします

30代OLと大学生との、今後の展開も…気になる様なエピソード☆

「デートまでの道のり」

保育士の祥子は、保育園の生徒「カンちゃん」のお父さんに一目惚れ
カンちゃんが、日曜日の午後、プール教室へ通っている間
脩平さんと、秘かに会うようになります

お付き合いしている事を、カンちゃんへなかなか打ち明けられず
やがて、祥子を避けるそぶりを見せはじめ…
ある日、「カンちゃんと仲良くするにはどうすれば…」と聞き
怒らせてしまいます

そして学習発表の日、祥子は熱がありましたが
カンちゃんから
「今日のお遊戯が上手にいったら、3人でデートしよう…」と励ましてくれます
そして発表は無事に終え、3人でのデートを約束する
 
カンちゃんが、とても可愛らしくて
子供って色々と気付いて偉いな~と、感心させられたり
心がほっこりするエピソード♪

~感想~

それぞれ約30ページ程の、5つの短編集
恋人同士ではなく、様々な“デート”が繰り広げられ
全体的にほのぼのしたり、とても読みやすいです

“おしまいのデート”は、切なくホロッとしたり…
温かでナチュラルな、読後感が広がってゆきます☆

機会がございましたら『おしまいのデート』読んでみて下さいね

◎瀬尾 まいこさん “wikipedia”
(1974年 - 大阪府出身 )小説家
中学校国語講師を9年勤めた後、2005年教員採用試験に合格
2011 年に退職するまで、中学校で国語教諭として勤務する傍ら執筆活動を続けていた

2001年 小説『卵の緒』  デビュー (第7回坊っちゃん文学賞大賞 受賞)
『幸福な食卓』  (2005年 第26回吉川英治文学新人賞 受賞
『戸村飯店 青春100連発』 (2008年(坪田譲治文学賞 受賞


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Comment 2

マリア  

こんにちは。
瀬尾さんの作品って、優しさが伝わってくる作品が多いですよね!。
「幸福な食卓」がスゴク好きです(o^o^)o。

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Labrisa  

Re: タイトルなし

マリア さん おはようございます
コメントを下さり、ありがとうございます♪


短編集でも、作品の魅力がじゅうぶんに伝えられる。瀬尾さんは
素晴らしい作家さんですよね!

「幸福な食卓」←タイトルとのギャップがある…家族崩壊を描かれてますが
読み進めるうちに、それぞれの個性豊かな登場人物たち
瀬尾さんならではの、優しい雰囲気を醸し出し
心がほっこりする温かな作品ですよね(*^^*)

まだ映画版を観てませんので、こちらもいずれ愉しみにしたいと想っています☆

※拍手コメントを頂いた方も、本当に有難うございました♪

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