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Dans le temps calme ... 日々…何気なく感じた事などを、マイペースに綴っています。

『なくしたものたちの国』角田 光代 さん著 松尾たいこ さん 挿絵

  21, 2013 12:00
このところ、梅雨前線や台風など
影響により、激しい雨が降り続いてますね

子供達が通う。学校も2日連続で…休校
災害に遭われた。地域の方々もいますし
今後も天候の状況が、心配されます…

松尾たいこ さんの、イラストをモチーフにファンタジックな
角田 光代 さんが描かれた、5つの連作短編小説☆

『なくしたものたちの国』角田 光代 さん著 松尾たいこ さん 挿絵
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(出版社 ホーム社 2010/9/24)

~あらすじ~


『晴れた日のデートと、ゆきちゃんのこと』

8歳まで、様々なものと…会話ができた成子
(山羊のゆきちゃんはじめ、動物やお花など…植物。野菜)
しかし、ある日突然、彼らとの会話が…出来なくなってしまう

『キスとミケ、それから海のこと』

昔可愛がっていた。飼い猫の生まれ変わりという
少年、純一郎との再会

『なくした恋と、歩道橋のこと』

許されない恋の果て、まるで生き霊のような…成子
其々の出来事により、生き霊になった…周りの人々

『さようならと、こんにちはのこと』

成子は、子供の頃から…忘れ物が多く
ある日。電車の中へ…4歳の愛娘を忘れて来てしまう

「遺失物管理庫」へ。娘を迎えに行くことに
とても切なくて、儚いエピソード…

『なくしたものたちのこと』

カメラを片手に、誰の姿もない。街中を…彷徨ってしまう成子
でもそこには、以前…成子が
“なくしたものたち”達で溢れていた…


~感想~


記憶の片隅にある。“大切にしていたもの”
そして、沢山の想い出と共に…、いつの間にか“なくしたものたち”

どんなに想い出として、記憶へ留めておきたくても
年齢を重ねる度に、“大切にしていたもの”を…忘れてしまう

でも、忘れたり…。“なくしたものたち”になることは
決して、悲しい事ではない…
“大切なもの”は、いつかまた、きっと出逢える…

いつもの、角田さんの作風とは違う…、情景が広がり
出逢いと別れ、生きて行く…喜びや切なさ

松尾さんの、色彩豊かな、優しいイラストが全編を通し
まるで絵本の様な、温かな感覚に浸り…清々しい

どこか懐かしく共感し、しみじみと…心を揺さぶられ
癒されるような読後感

何度も読み返してみたくなる。素敵な作品です♪
機会がございましたら、是非読んでみて下さいね

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