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Dans le temps calme ... 日々…何気なく感じた事などを、マイペースに綴っています。

映画『エンジェル』(Angel)(Blu-ray&DVD観賞)

  17, 2014 10:47
昨夜のカープ戦。広島のドラ1、期待のルーキー大瀬良大地投手が
投打の活躍により、見事にプロ初勝利を飾りましたね
おめでとうございます!
「広島3‐1阪神」(16日、マツダ)

ヒーローインタビューでの、爽やかな笑顔へこちらまで
ほっこりとしました☆

~本題~

以前から観たかった作品のひとつ
フランソワ・オゾン監督の映画『エンジェル』

Angel_.jpg
2007年公開 イギリス・ベルギー・フランス合作映画
監督 フランソワ・オゾン
原作 エリザベス・テイラー 小説『エンジェル』

フランソワ・オゾン監督・脚本
音楽 フィリップ・ロンビ

~キャスト~
ロモーラ・ガライ、サム・ニール、シャーロット・ランプリング
ルーシー・ラッセル、マイケル・ファスベンダー、ジャクリーン・トン
ジャニーン・デュビツキ、ジェマ・パウエルなど



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~あらすじ~

イギリスの下町ノーリー。亡き父が遺した食料品店を経営する
母親とともに慎ましく暮らす。16歳のエンジェル・デヴェレル(ロモーラ・ガライ)

いくつかの原稿を出版社へ送り、類い稀な想像力と文才が認められ
『レディ・イレニア』への採用通知が届き、ロンドンへと向かう

発行人のセオ・ギルブライト(サム・ニール)と
その妻ハーマイオニー(シャーロット・ランプリング)は
若さと空想ばかり、現実離れした未熟な描写を指摘するが
文壇デビューを果たす

デビュー作が瞬く間にベストセラーとなり、舞台化されエンジェルは「文学賞」も受賞
発表した作品も次々に売れ、一躍人気女流作家となる

幼い頃から憧れていた。上流階級での生活
夢だった豪邸“パラダイス”も購入
富と名声をえて…美しく磨かれてゆく

贅沢な豪邸で母親と一緒に暮らしていると、ある日作品のファンである
ノラという女性が訪れ、秘書として雇う事に

エンジェルはノラの弟、画家志望のハンサムなエスメへ一目惚れし
その後、二人は結婚する

幸福感に満たされる日々。しかし戦争の影が忍び寄り、第一次世界大戦へ
夫のエスメは出征し…戦場へと向かう

負傷しエスメは戻ってくるが、献身的に愛した夫の裏切りを知ることに
栄華と絶望。次第にエンジェルは精神バランスが崩れてゆく…

フランス出身の、フランソワ・オゾン監督による
イギリスを舞台に、初めて全編英語で製作した作品

Angel2-l.jpg

~感想~


実在した女流作家をモデルに、その煌びやかなサクセスストーリーと
その後訪れる…、波乱万丈な生涯


空想の中で描き続けていた。幸せの全てを手に入れ
新作『ヴェネチアの想い』の出版記念パーティーで魅せた
美しい深紅のドレス姿など

名声を高めた後、エンジェルの美貌と華やかな衣装は
まるでハリウッドの名作を想わせ、とても魅了します

しかし、夢は幻だったのか?…。現実は空疎感を漂わせ
エスメから贈られた。暗い色調のエンジェルの肖像画
その後に訪れる、悲劇を連想させるように…

虚飾で彩られた人生の、歯車が狂い始め…作品も売れなくなってゆく
時の移ろいと共に、結末は儚く…悲哀に満ちたもの

エンジェルの心情を映し出す様な、季節感のある背景
秀逸な映像と音楽

病床にいる、やつれきったエンジェルが語った言葉へ
とても心が痛みました…

彼女が亡くなった後
最期まで、親身になって支えてくれたノラと、セオの会話へ
孤独なエンジェルが、全てを見透かされても
温かく見守られていたようで、深く心に残る作品でした

自信過重な主人公の栄光と挫折を、見事に演じられている
ロモーラ・ガライが何と言っても素敵

渋い演技をみせるサム・ニールや、ルーシー
どのオゾン作品でも、存在感を発揮するシャーロット・ランプリングなど
共演者達の味わい深い演技も光る映画
機会がございましたら、観賞してみて下さいね



※原作の「エンジェル」は、エリザベス・テイラー作
エンジェルのモデルになったのは、マリー・コレリ

代表作「復讐(ヴェンデッタ)」、「二つの世界のロマンス」など
(「復讐(ヴェンデッタ)」は、「白髪鬼」の原作として知られている
黒岩涙香、江戸川乱歩さん翻案)


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Comment 2

itatchi  

フランソワオゾン監督は、好きな監督です。といっても、全部で3本しか見てないけど。彼はいろんなタイプの映画を作る人ですね。

私は、スイミングプールが、意味不明でなぞめいてて、すごく印象残りました。もちろんシャーロットが出てます。
カトリーヌドヌーブもお気に入りの女優さんの一人のようで…私が見たあと2作品は、ドヌ-ブ主演でした。
この作品は、知らなかったなぁ。少し前の作品なんですね。

Edit | Reply | 
Labrisa  

Re: タイトルなし

itatchi さん  こんばんは
コメントを下さり、ありがとうございます

フランソワオゾン監督。シャーロットが出演している
寂寥感漂う「まぼろし」から、作品に触れるようになったのですが

itatchi さんも以前ご紹介下さった。 「しあわせの雨傘」「8人の女たち」など
カトリーヌドヌーブも出演してますし、女性をとても魅力的に描く
素晴らしい監督さんですよね☆

「エンジェル」は、往年のハリウッド映画へオマージュを捧げたような
映像も盛り込まれてあり、貪欲で一途な主人公へ少し違和感を感じつつも(笑)
観終わった後には、夢を見続けた。ひとりの純粋な女性の人生として
共感してしまう。儚くてドラマティックな映画でしたよ(*^^*)

オゾン色濃い、「スイミングプール」へ比べると
先が読めてしまう分かりやすいストーリーかも?^^

※拍手コメントを頂いた方も、本当に有難うございました☆

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